これからのリベラルな音楽のためのアカデミー
シグナル・コンポーズの大和です。
今日はシグナル・コンポーズとFabcafe Tokyoで共同で立ち上げる新しいコミュニティーの紹介です。
シグナル・コンポーズを始める前、僕がIAMASにいたときに実は勝手講義として音楽理論(所謂バークリーメソッド)を教えるということをやってました。
それはちょうど今「クリエイターのためのポピュラー音楽理論」として下記で連載(が止まってましたが、最近再開)をしているものになります。
クリエイターのためのポピュラー音楽理論:
https://note.com/signalcompose/m/m2b4d50a6bfd6
何のために当時そんなことを始めたのかというと「様々なジャンルの表現者が集まるIAMASで音楽については意外とちゃんと知っている人が少なく、その割にみんな結構音楽表現はやるよな、だったら音楽理論も知っていればもっと内容が変わるのではないか」という思いからでした。
というのもバークリーメソッドというのは大変シンプルに出来てる記号論なので覚えるのは簡単なんですよね。
また記号論ですからプログラムやアルゴリズムとの親和性も高いので「音とXX」みたいにコンピューターを媒介にして掛け算することも可能です。
会社を初めて上記の連載を初めて、と「音楽と何かを掛け算する行為」というのをうまく伝えられないか?ということを常々考えてきたのですが、今回Fabcafe Tokyoさんと共同で「これからの新しい音楽のためのアカデミー」というのを立ち上げることになりました。このコミュニティーの詳細は以下のページにまとまっています。
ALMF:これからのリベラルな音楽のためのアカデミー:
https://fabcafe.com/jp/labs/tokyo/almf_lab/
コミュニティの中身については今後紹介していきますが、まずはコミュニティを始めるにあたって、自分たちの現在地を確認するべく、こんなプレイベントを開催します。
【オンライン開催】これからのリベラルな音楽のためのアカデミー:
https://fabcafe.com/jp/events/tokyo/almf_pre1/
「Signal compose」と「FabCafe」は、未来の音楽の学び方や、音楽制作/活動のあり方を議論する場として、新しいコミュニティをローンチします。これまでの音楽史と現代の音楽を学びながら、シグナルプロセッシングとハードウェアの掛け合わせ、機械学習といったツールの利用方法を学び、これからの音楽制作のあり方を模索するコミュニティです。School、Lab、Live、Media、といった4つの活動領域を通して、コミュニティを運営します。本イベントでは、そのローンチに先駆けて、音楽を取り巻くこれまでの歴史やこれからの音楽のあり方などを議論します。
第一回目のゲストは音楽ライターの小室敬幸さんと、音楽家/批評家の大谷能生さんです。
大きく、音楽史と音楽教育、という視点から現代の音楽までの接続や断絶と言ったことを考え、我々が今後やっていこうとするコミュニティーがどういうものになったら良いか?ということを考えていく場でもあります。
内容としては小室さん、大谷さんにキーノートスピーチをやっていただき、今回の一連のイベント(全部で今のところ4回か5回を予定しています)の幕開けとさせていただきたいと思っています。
2020/10/21 追記:
第一回のイベントは盛況のうちに終了しました!
FabCafeさんの記事が公開されてますので、ぜひご覧ください!
アーカイブも近いうちに公開(有料)する予定ですので、そちらも合わせてお楽しみに!
音楽史の中で育まれた価値観、ループする音楽はいかにして生まれたのか:
https://fabcafe.com/jp/magazine/tokyo/almf_pre1_report/
執筆:大和 比呂志
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